ピンクトルマリン
「じゃあ今日は一年生にも自己紹介をしてもらいます。そっちの…平塚さんから」

ドクンドクン…

あー、もう!!
心臓鳴りやめってば!

うるさいくらいに響く心臓の音。



「あ、えと、平塚真奈美です。よろしくお願いします」

たどたどしい日本語で答える。
どうしよう、変な子だって思われたかな…


パチパチパチパチ…


拍手の音が聞こえて一安心。続いては麻耶。


「木田麻耶です。よろしくお願いします」


麻耶はスラスラと答えた。おぉっ、なかなかやりおる。あたしも緊張しないで言えたらいいのに。



「じゃあストレッチからやっていくね」


先輩は優しくあたしたちに教えてくれた。

あたしに担当してくれたのは三年生の先輩で

いつも優しくてかわいくて三年生は全員好きだった。
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