相思相愛・夫婦の日常~カケ♡サト編~
「里海ちゃん、わかってる?」
「自分の魅力」

「え?」
翔琉達三人の視線が、鋭く刺さる。

「サトちゃんが一人になった瞬間、拐われるよ?」

「え?でも、監視員さんいるし」

「フフ…里海ちゃん、言っておくけど。
俺は、監視員がいても里海ちゃんを拐って犯せる自信があるよ?」

「え……」

「俺も!
里海ちゃんなんて、ちょろいよ?」

「う、嘘……」

「「「ほんと!」」」
「だからサトちゃん。
僕から離れないで!」

「う、うん。
離れません!」
翔琉達の真剣な視線に、里海は恐ろしくなり何度も頷く。

「はい、お願いします!」


そしてまた、四人で遊びだす。
人工的に海の波を起こしているブース(波のプール)へ向かい、浮き輪をレンタルしてプカプカ浮いている里海。
翔琉達は、里海が流されないように押さえ楽しんでいた。

「カケくん、ちゃんと押さえててね!」
「ん!大丈夫だよ!」

「結構、波でけぇな!」
「確かに里海ちゃんは、溺れそう(笑)」

「三人は、足着いてる?」

「「「着いてるよ」」」

「でも結構水深あるよね?」

「確か、160じゃなかったっけか」
「へぇー!そうなんだ」
「まぁ、その程度なら全然だな!」

雷武、翔琉、幸生の順に答えた。

「みんな、身長何cmなの?」

「僕は180だよ!」
「俺は、高三ん時179だったよ!」
「会社の身体検査は確か……181だった」

「え……へ、へぇ…」
(そんなにあるの?身長…)

「「「サトちゃん(里海ちゃん)は?」」」

「え!?
………な、内緒…/////」

「150位かな?」
「まぁ、そんなもんだろ」
「え?それ、低すぎじゃね?」

「………」

「そうだよね(笑)」
「でも里海ちゃん小さいし、そんなもんじゃねぇの?」
「うーん…リナは確か、160っつってたから…
あーやっぱそんなもんか!」

「………」

「サトちゃん?」
「どうしたの?」
「里海ちゃん、なんか怒ってない?」

「嫌い!」

「え……」
「里海…ちゃん…?」
「え?え?」

「カケくん、浮き輪から手を離して!」

「え?え?なんで?」

「私、戻りたいから!」

「え?休憩する?
じゃあ、連れてくよ!」


「必要ありません!!
離してください!!」
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