相思相愛・夫婦の日常~カケ♡サト編~
「サトちゃん、今日ランチは何食べたの?」
「ん?ケーキ」
「ケーキ?また?
ご飯は?」
サトちゃんのお気に入りのスイーツショップにある、苺のショートケーキのことだ。
「食べてない」
「……ったく…ダメだよって言ったよね?
しっかり食べろとは言わないけど、せめてちゃんとした食事にしなって!」
「うん」
「フルーツサンド明日に回しちゃうよ?」
「え?やだ…」
「でしょ?
だから、ちゃんと食べてね!」
「うん、わかった」
夜ご飯を食べ終わる。
「カケくん、ありがとう。
美味しかった。ごちそうさま」
「ん。
じゃあ、フルーツサンド持ってくるね!
食べれる?」
「うん、食べる」
冷蔵庫から取り出し、サトちゃんの前に出す。
少しサトちゃんの顔がほころんだ。
「食べていい?」
「うん、どうぞ?」
小さな口でパクッと食べる、サトちゃん。
可愛い……!
「ん…美味しい!」
「フフ…良かった!」
「これ、小さくて食べやすいね。
何処のサンドイッチ?」
「会社近くの大通りに来る、移動販売のだよ!」
「へぇー!
カケくん、ありがとう!」
微笑むサトちゃん。
買って良かった!
後は片付けて、風呂に入ってサトちゃんを抱き締めて寝るだけ。
(もちろんサトちゃんが眠るまで、お腹をさすってあげてからだけど)
生理の時の一日はこんな感じ。
大変だけど、日頃頑張ってるサトちゃんのためならなんてことない。
でも、唯一こんな僕でも困ることがある。
それは━━━━━━
生理の時毎回ではないが、夜ご飯を片付けてサトちゃんとソファでゆっくりしてる時。
会社から電話がかかってくることがある。
その時、サトちゃんをなだめるのが大変なこと。
今回も、かかってきた。
サトちゃんの生理が三日目の夜。
サトちゃんが入った後、僕がお風呂に入って戻るとサトちゃんがソファに横になっていた。
何かを握りしめている。
僕はすぐ、何を握りしめているかわかった。
「サトちゃん」
「何?」
「その手の中の物、ちょうだい!」
「やだ」
「僕のスマホだよね?
サトちゃんが握りしめてるってことは、電話がかかってきたんでしょ?
貸して?」
「………」
例えば幸生や雷武達、友達からなら別に問題ない。
後から、かけ直せばいいから。
でも、佐越や他社員からならそんなわけにはいかない。
緊急ってことも考えられるし。
「ん?ケーキ」
「ケーキ?また?
ご飯は?」
サトちゃんのお気に入りのスイーツショップにある、苺のショートケーキのことだ。
「食べてない」
「……ったく…ダメだよって言ったよね?
しっかり食べろとは言わないけど、せめてちゃんとした食事にしなって!」
「うん」
「フルーツサンド明日に回しちゃうよ?」
「え?やだ…」
「でしょ?
だから、ちゃんと食べてね!」
「うん、わかった」
夜ご飯を食べ終わる。
「カケくん、ありがとう。
美味しかった。ごちそうさま」
「ん。
じゃあ、フルーツサンド持ってくるね!
食べれる?」
「うん、食べる」
冷蔵庫から取り出し、サトちゃんの前に出す。
少しサトちゃんの顔がほころんだ。
「食べていい?」
「うん、どうぞ?」
小さな口でパクッと食べる、サトちゃん。
可愛い……!
「ん…美味しい!」
「フフ…良かった!」
「これ、小さくて食べやすいね。
何処のサンドイッチ?」
「会社近くの大通りに来る、移動販売のだよ!」
「へぇー!
カケくん、ありがとう!」
微笑むサトちゃん。
買って良かった!
後は片付けて、風呂に入ってサトちゃんを抱き締めて寝るだけ。
(もちろんサトちゃんが眠るまで、お腹をさすってあげてからだけど)
生理の時の一日はこんな感じ。
大変だけど、日頃頑張ってるサトちゃんのためならなんてことない。
でも、唯一こんな僕でも困ることがある。
それは━━━━━━
生理の時毎回ではないが、夜ご飯を片付けてサトちゃんとソファでゆっくりしてる時。
会社から電話がかかってくることがある。
その時、サトちゃんをなだめるのが大変なこと。
今回も、かかってきた。
サトちゃんの生理が三日目の夜。
サトちゃんが入った後、僕がお風呂に入って戻るとサトちゃんがソファに横になっていた。
何かを握りしめている。
僕はすぐ、何を握りしめているかわかった。
「サトちゃん」
「何?」
「その手の中の物、ちょうだい!」
「やだ」
「僕のスマホだよね?
サトちゃんが握りしめてるってことは、電話がかかってきたんでしょ?
貸して?」
「………」
例えば幸生や雷武達、友達からなら別に問題ない。
後から、かけ直せばいいから。
でも、佐越や他社員からならそんなわけにはいかない。
緊急ってことも考えられるし。