うちのクラスの吉田くん!
その17の、数日後…
俺はハマ先輩に頼まれた通り、インターネットの情報を頼りに木曜日のアニメを頼まれた表にジャンルを分けて書き込み、その紙を手渡しに二次部へ向かう。
ガチャッ……
部室の戸を開くと、すでに二次部の部員たちがハマ先輩を取り囲んでいた。
「部長、火曜アニメはこのとおりでした!!この深夜の『魔族の王子……』はおそらくTL(オトナ女子向け)原作ものです!」
「部長!!水曜アニメ、書いてきました!!この『籠の鳥……』、一応SFものなので、俺が直接確認しまぁす!!」
「部長、月曜なんですが……!!」
……もう、熱気がスゴすぎて近寄れない……
「ありがとう……皆、ありがとうっっ!!」
ハマ先輩は言い、泣きながら涙を拭っている。
……この表、もう一度確認してこよう。
俺は一人うなづき、後ろを振り返ることなく部室を出たのだった。
ガチャッ……
部室の戸を開くと、すでに二次部の部員たちがハマ先輩を取り囲んでいた。
「部長、火曜アニメはこのとおりでした!!この深夜の『魔族の王子……』はおそらくTL(オトナ女子向け)原作ものです!」
「部長!!水曜アニメ、書いてきました!!この『籠の鳥……』、一応SFものなので、俺が直接確認しまぁす!!」
「部長、月曜なんですが……!!」
……もう、熱気がスゴすぎて近寄れない……
「ありがとう……皆、ありがとうっっ!!」
ハマ先輩は言い、泣きながら涙を拭っている。
……この表、もう一度確認してこよう。
俺は一人うなづき、後ろを振り返ることなく部室を出たのだった。