うちのクラスの吉田くん!
その25
その日、吉田やクラスメイトたち数人で中学の頃の話をしていた。
「『技術』の授業ってあったじゃん?俺、ハンダ付けって苦手でさ……」
「ああ、金属部品をくっつけるやつね。あの熱い……」
俺もあまり器用では無いため、『技術』の授業は苦手。
俺はうなづきながらそれを聞いていた。
「あまりにもくっつけらんないからもうこの部品、この際少し浮いたままでも良いじゃんとか毎回思ってさ〜」
一人のその言葉に、話していたみんなが笑う。
しかしそれを聞いた吉田は……
「っ、ダメだっ!!それじゃ全然機動しなくなっちゃうだろ!それに“合体”や“変形”するときどうする!?それじゃ戦闘時にバラバラになっちまう!!」
その言葉に当然周りは呆然。
どうやら吉田は、自分なりにかなり神経質な感じで授業課題の物を今まで作っていたらしい。
そして吉田が次の物理の授業の“物理モデル”として作ったのはなかなか手の込んだ『手のひらサイズのロボット』で、先生の頭をかなり悩ませたのだった。
……何かを作る授業で『合体・変形ロボ』をいちいち意識して、神経質になって作るのはかなり大変だろうにと俺は思った。
「『技術』の授業ってあったじゃん?俺、ハンダ付けって苦手でさ……」
「ああ、金属部品をくっつけるやつね。あの熱い……」
俺もあまり器用では無いため、『技術』の授業は苦手。
俺はうなづきながらそれを聞いていた。
「あまりにもくっつけらんないからもうこの部品、この際少し浮いたままでも良いじゃんとか毎回思ってさ〜」
一人のその言葉に、話していたみんなが笑う。
しかしそれを聞いた吉田は……
「っ、ダメだっ!!それじゃ全然機動しなくなっちゃうだろ!それに“合体”や“変形”するときどうする!?それじゃ戦闘時にバラバラになっちまう!!」
その言葉に当然周りは呆然。
どうやら吉田は、自分なりにかなり神経質な感じで授業課題の物を今まで作っていたらしい。
そして吉田が次の物理の授業の“物理モデル”として作ったのはなかなか手の込んだ『手のひらサイズのロボット』で、先生の頭をかなり悩ませたのだった。
……何かを作る授業で『合体・変形ロボ』をいちいち意識して、神経質になって作るのはかなり大変だろうにと俺は思った。