うちのクラスの吉田くん!
その31
ある早帰りの日。
吉田と渡瀬と俺は、途中までではあるが喋りながら一緒に帰っていた。
「……そういえば二次部(二次元同好会)に入ったあの日、よっしーはけっきょく終了時間まで部室にいたの?」
俺は部活動紹介と体験入部をしたあの日のことを思い出していた。
たしかあの日吉田と俺は『二次元同好会』の部室を学校中探し回り、吉田は出迎えてくれた先輩にすぐに熱意を伝え、意気投合して部室に入っていったのだった。
(『その5』参照)
「たしかあの時、出迎えてくれたのはトバ先輩だっけ」
「よっしー、普通は周りと馴染むのが遅いのにあの部には最速で馴染んでたからな……すぐに先輩たちとは仲良くなったのか??」
俺に続いて渡瀬も、吉田が入部したと聞いたあの日のことが気になるらしい。
俺はあのあと、すぐ美術部に向かったからなあ……吉田とトバ先輩二人の熱意にいたたまれなくなって。
すると吉田はあの日のことを話し出した。
吉田と渡瀬と俺は、途中までではあるが喋りながら一緒に帰っていた。
「……そういえば二次部(二次元同好会)に入ったあの日、よっしーはけっきょく終了時間まで部室にいたの?」
俺は部活動紹介と体験入部をしたあの日のことを思い出していた。
たしかあの日吉田と俺は『二次元同好会』の部室を学校中探し回り、吉田は出迎えてくれた先輩にすぐに熱意を伝え、意気投合して部室に入っていったのだった。
(『その5』参照)
「たしかあの時、出迎えてくれたのはトバ先輩だっけ」
「よっしー、普通は周りと馴染むのが遅いのにあの部には最速で馴染んでたからな……すぐに先輩たちとは仲良くなったのか??」
俺に続いて渡瀬も、吉田が入部したと聞いたあの日のことが気になるらしい。
俺はあのあと、すぐ美術部に向かったからなあ……吉田とトバ先輩二人の熱意にいたたまれなくなって。
すると吉田はあの日のことを話し出した。