兄妹!?
その子が、まさか妹になるなんて思ってなかったけど
すごく愛おしい
あの子の笑顔を俺が守れるんだ
「父さん、あの子は俺が守るよ」
「っはは、もちろん、妹を任せたよ」
今日は少し天気が悪い
この頃飛優は発作が多かったから吸入器ももうそろそろなくなってくるだろう
注意しとかないと
「おはよ」
「おはよ、ッケホ」
やっぱり
「やばくなる前に言えよ?」
「分かってる、よ」
1時間目が始まった
はやく絃音ちゃんに会いたい
授業はあまり頭に入ってこなかった
授業は諦めて飛優の方を見ると
あー
やばそうだな
「飛優、出る」
これ以上居ても俺も集中出来ないし
飛優が頷いたのを確認すると近くにいた先生に声をかける
「すみません、飛優保健室に連れていきます」
「あら、分かったわ」
「行けるか?」
「ん」
階段を降りて保健室の前まで送る
このまま戻ってもどうせ集中出来ないしサボるか
合法でさぼれるし
1時間目はサボって2時間目はぼーっと受けた
明日の説明みたいなの
明日は交流会で2年生と交流するらしい
ってことは!
絃音ちゃんとはなせるかも!
詳しい内容は紙に書いてる
先輩だからこっちがリードしてって
適当に2人組を作るらしい
絃音ちゃんはやめにもらお