兄妹!?




階段下ってる時に先輩がきた


「颯くんかっこいいねー妹のためにお姫様抱っこなんて!」


「一応です、午前中だし倒れたら危ないんで」


「低血圧?」


「はい」


「そうなんだー、あっ、そういえば今保健の先生居なくて保健室使えないんだけど、職員室行くか実習室行くかどっちがいい?」


「職員室は嫌じゃない?」


「うん、ちょっと、」


「良かった、そう言うと思って実習室って言っといた。先に先生が鍵開けといて待っててくれるって」


「ありがとうございます!!鈴先輩大好き」



「っ!!かわいすぎ、絃音ちゃんもらっていい?」


「だめです、俺の妹なんで」


「えー」


「ねー俺に大好きは?言ってくれないの」


はやくんかわいい、


「颯も大好きだよ!」



「あーもう元気出た絃音愛してるよ」


「笑笑」



はなしてる間に実習室に着く


高校実習室じゃなくて専攻科実習室だ、



ガラッ


「失礼します」



「はーい、2年生だよねどんな感じ?脈早かったんだっけ...って、仲良いね笑」


「笑笑」


「お名前聞いていい?」


「泉 絃音です」


「颯くんと絃音ちゃん絡みあったんだ、みたことなかった」


「はい、昨日会って、」


「昨日!?もう仲良くなったの、すご」


たしかに、笑


「絃音ちゃん体どんなかんじー?」


「さっきまで動悸あったんですけど今はもう大丈夫です、他は何も無いです」


「動悸?」


「あと熱あるよな」


「じゃあ熱はかろうか、前保健室にいたのはどうしたの?兜先生から倒れたって聞いたけど、」


兜先生言ったんだ

情報共有大事だからね、でもいらない笑



「低血圧で、」


「そうなんだ、じゃあ血圧も一応はかっとこう、鈴ちゃんお願いしてもいい?」



「はーい、物品勝手にとって大丈夫ですか?」


「うん、いいよー。颯くんはパルスオキシメーターとってきてつけてあげて」


「了解です」



なんか大袈裟な気がするけど笑



ピピピ


「みせてー」


「はい」


「...んー、風邪症状とかはない?」


「全くないです」


ほんとにげんき


何度だったんだろう


「何度ですか?」


「38.9」


え、

まじ??


「たっか、SpO2は98でPRが76です」


「んー、酸素も脈も正常か、」



「血圧89の64です」


「低いね」


「じゃあ私もどるねーなんかあったら言って!おだいじにー!」


「鈴先輩ありがとうございます!」


「ありがとうございます」


「かわいい絃音ちゃんのためだ!いつでもよんで!」




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