兄妹!?
教室に戻ると、
琉叶が話しかけてくれた
「大丈夫?」
「ぜんぜん、途中で戻るのきまずいからサボっただけ」
「いーなー笑」
「笑笑」
あ、宮田先生、だっけ
いわなきゃ
「宮田先生」
「ん?」
「保健の先生が先輩の病院引率にいってて代わりに兜先生が保健室の対応してるので授業遅れるらしいです。」
「はーい了解、絃音さんは大丈夫?」
「はい、ちょっと休んだら楽になりました」
「熱は?」
「ないです、低血圧でちょっと気分が悪くなって」
「分かった、また調子悪くなったらすぐ言ってね」
「ありがとうございます」
「授業なにしたのー?」
「教科書の第一章の初めだけだから大丈夫だよ」
「よかった、ありがとー」
時間を見るともう時間だから席に着く
LHRでは文化祭の出し物について話し合う
この高校では専門学科のクラスはそこのアピールをしなければいけない事になってる
ここは看護科だから看護に関するもの
「何か意見ある人いますか」
誰も手をあげない
静まり返った時間が数分続く
「...じゃあ、できること黒板に書いていくので、そこからやりたいの選んでください。希望があったものを数人のグループでやってもらいます。」
・看護技術の模擬体験の補助
・バイタルサイン測定
・看護学生と雑談、質問コーナー
どれがいいだろ
模擬体験の補助楽しそう
「まず模擬体験の補助やりたいひと」
私と琉叶と愛美と美結、あと2人手を挙げた
「うん、6人ね、次バイタルやりたいひと」
そんな感じで私たちは看護技術模擬体験の補助をすることになった。
「じゃあこのグループ説明するよー、まず2人組3つ作ってお客さん数人に2人体制で対応する」
琉叶と目が合った
琉叶がにこってしたから私も笑顔を返した
これは一緒にしよって合図だね!
「案だしてね、次の時間に出てきた案聞くから」
じゃあ今日案だしとかないとね
「どうするー?」
「んー、簡単なのがいいよね、」
「そうだねー」
「脈とるとか?」
「いいね!それ」
どうやるかいろいろ考えてたらあっという間に授業は終わった
いつの間にか兜先生も戻ってた