あのメガネアイドルは…。
真白の想い
真白の頭から手を離して、グーと手を空に伸ばして伸びをする羽村。
そんな、羽村に真白は横から抱きついた。
羽村「告白の返事?笑」
真白に自分顔が見えないことをいいことに声では余裕を装って、顔は真っ赤な羽村。
真白の肩を抱くように抱きしめ返した。
真白「羽村純が好き」
羽村は一瞬、胸がギュッとなった。
そして、真白の耳元で行った。
羽村「サボろっか?」
顔を上げた真白は羽村の言葉に頷いた。
○昼間の公園
学校から抜け出し公園のブランコに2人並んで、好きなだけ好きな話をした。
羽村「なんでよ、純って呼んでよ」
真白「やだ!羽村くん!」
羽村「えー、俺は織って呼ぶよ?」
記憶がないときから呼ばれている自分の名前が、初めて呼ばれたかのように特別に感じて照れた真白。
真白「だめ、真白って呼んで!」
羽村「わがままお嬢さんだなぁ」
得意な意地悪な笑顔を真白に向けた。
真白は少し睨むようにして羽村を見るけど
羽村「どうしたの?そんなかわいい顔して」
この人には敵わない。