あのメガネアイドルは…。
先生
○翌日。
サブのスクールバックで登校する真白。
扉にもたれかかり電車で揺られる。
この時間にいつもイヤホンで聞いていたお気に入りの映画のサントラは、今日からチャートを席巻中の恋愛ソングに。
恋というのはすごい存在だ。
眠たい朝も起きられるし、混んでいて苦手な学校の最寄駅の階段もステップを刻めてしまう。
駅から数分歩く道はレッドカーペットと言ったところだろうか。
校舎が見えてきた。
ならば、校舎はその恋する相手に会えるお城になるのだろうか。
だが…。
その前に。
先生「真白さん、あなた昨日はどうしちゃったの?
突然いなくなったと思ったら今日、普通に登校してくるなんて」
大きく鍵がかかった門があった。