あのメガネアイドルは…。
テレビ
羽村「真白ちゃん!」
真白「お待たせ」
羽村「ううん」
真白がベンチに着くと、既に羽村がいた。
並んで座り、羽村はパンを真白は片寄ったお弁当を食べる。
羽村「ん!今日ね」
何かを思い出したように、パンを口に含んだまま喋り出して慌てて飲み込む。
羽村「BellがMUSIC HOUSEに出るんだよ」
真白「え!そうなの!観る!」
羽村「新曲初披露」
ジャジャーンと誇らしげに言う。
真白「絶対観るね!」
真白は満面の笑み。
羽村もフニャッと笑った。
だけど、少し顔を曇らせて
羽村「新曲出るから、これから忙しくなる」
真白「確かに、そっか」
羽村「学業優先だから、学校は来るからね?
ね?寂しがらないで、真白ちゃん」
子供に話すようにそう言うから真白は表情変えずに
真白「寂しいなんて言ってないじゃん」
強がってそう言った。
その後もお昼休みが終わるギリギリまで話をして、互いを知ったり2人で笑い合った。
その空間がお互いにとって
どんどん大切なものへと変わってゆく。