あのメガネアイドルは…。
羽村純とBellの純
違う
真白「観たよ、純くん。かっこよかった」
真白はさっきまでの体の向きを変えた。
さっきまでは右にいる羽村の方を向いていたけど、話しながら数メートル先の目の前にある水道の方を向いた。
羽村「なんでそっち向くの」
すこし不満そうな声と表情。
真白「なんか、同じ人だと知っても
純くんと羽村くんは違うって思うから
羽村くんの前で純くんの話はしたくない」
今度は羽村と逆の方に体を向けた。
その姿に笑顔になる羽村。
今日、羽村に会ったなら自分はどうなるのだろう。
そう心配していた真白。
結局は目の前にいるのは羽村純。
いつものこと。
それに違いなかった。
羽村「ありがとう」
優しい声でそう言う羽村。
下を向いて体勢をまっすぐに戻す真白。
その行動にまた、笑顔が増した羽村。