あのメガネアイドルは…。
いただきます
それにまた、動揺した羽村。
膝にお弁当を置いて
羽村「いただきます」
手を合わせた。
謎にサイダーと一緒にあった割り箸で、羽村は目を瞑ってトマトを口に入れた。
徐々に目に力が入ってシワがよってゆく。
真白はククッと笑った。
真白「苦手なのは羽村くんの方じゃん」
羽村「苦手じゃないよ、別に食べれるし」
意地を張った子供のよう。
次はブロッコリーを食べた。
数回噛んだ後、サイダーで流し込んだ。
羽村「ん…うん!おいしいなぁ!」
バレバレの嘘。
真白はそんな羽村を愛おしそうに見ていた。
羽村「ん!ハンバーグおいし!
これ、真白が作ったの?!」
真白「作り置きだけどね」
羽村「めっちゃ美味しい!」
ここからは好物なものだったようで、羽村はずっとニコニコしていた。