あのメガネアイドルは…。
わからない
○数週間後
ここのところ羽村は授業中でも、お昼休みに真白と会っても寝ていることが増えた。
Bellの最新曲を様々な歌番組で披露し、雑誌の取材やレッスンにリハーサルなどで、放課後は大忙しだ。
○お昼休み
羽村「真白ちゃん〜癒し〜」
羽村は真白を見つけるや否や隣に座って横から抱きついた。
肩に顎を乗せる。
お昼休みにこのベンチで会うことは2人にとって恒例になっていた。
真白「お疲れ様だね、今日も」
羽村「…うん」
もうすでに寝てしまいそうな声。
真白「ちゃんと食べてる?」
羽村「う、ん」
羽村は少し顔を上げて、真白の頬にキスをひとつ。
羽村「栄養満点」
今にも瞑ってしまいそうな目。
真白「何言ってんの」
照れ隠しで笑ったように言う。
羽村は真白に背中を向けて真白にもたれかかり上履きを脱いで、ベンチで三角座りをして眠ってしまった。
あまり大きくは動けない真白。
横目で羽村の表情を見る。
その表情が真白を苦しくさせた。
涙を流していたから。
真白(お仕事のことなのか、学校のことか。
他になにを羽村くんは抱え込んでいるのか。
こんなに近くにいても何もわからない。)
ここのところ羽村は授業中でも、お昼休みに真白と会っても寝ていることが増えた。
Bellの最新曲を様々な歌番組で披露し、雑誌の取材やレッスンにリハーサルなどで、放課後は大忙しだ。
○お昼休み
羽村「真白ちゃん〜癒し〜」
羽村は真白を見つけるや否や隣に座って横から抱きついた。
肩に顎を乗せる。
お昼休みにこのベンチで会うことは2人にとって恒例になっていた。
真白「お疲れ様だね、今日も」
羽村「…うん」
もうすでに寝てしまいそうな声。
真白「ちゃんと食べてる?」
羽村「う、ん」
羽村は少し顔を上げて、真白の頬にキスをひとつ。
羽村「栄養満点」
今にも瞑ってしまいそうな目。
真白「何言ってんの」
照れ隠しで笑ったように言う。
羽村は真白に背中を向けて真白にもたれかかり上履きを脱いで、ベンチで三角座りをして眠ってしまった。
あまり大きくは動けない真白。
横目で羽村の表情を見る。
その表情が真白を苦しくさせた。
涙を流していたから。
真白(お仕事のことなのか、学校のことか。
他になにを羽村くんは抱え込んでいるのか。
こんなに近くにいても何もわからない。)