あのメガネアイドルは…。

胸がキュン


真白「きゃっきゃはよくわかんないけど

羽村くんとデートしたい!」

その言葉に羽村は顔を手で覆った。


真白「え、ごめん。なんか傷つけるようなこと言った?」

真白は羽村が涙を流しているのかと思い、羽村の方に顔を寄せた。


羽村は指の隙間から目を見せて

羽村「胸がキュンした。」

真白「胸が…キュンした?」

どうやら、真白が心配したようなことはなかったようで真白は近づけた顔を離す。


羽村「ねぇ、羽村くんとデートしたいってもう一回言って!」

羽村は手を顔から下ろして真白の手を握ってそう言った。


真白「ちゃんと聞こえてたならもういいじゃん」

羽村「違う、胸をキュンしたいの。もう一回」


『胸をキュン』


その言葉が羽村から言われるたび、真白はさっきの自分の言葉が恥ずかしくなっていく。


だから、この場を収めるためについ言ってしまった。
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