あのメガネアイドルは…。

不定期


ひまわり畑までは、山の緑や田んぼに囲まれたすごくのどかな場所だ。


そこを2人ゆっくりと歩いた。

時に、空を指差したり話しながら。


羽村「あの雲は焼きそば!」

真白「焼きそば?」

羽村「ほら、湯気が、ね?」

真白「それなら、たこ焼きでも熱いものならなんでもいけるじゃん」

羽村「いや、あの湯気は完全に焼きそば」

謎の自信に満ち溢れた顔をする羽村。

真白「そうなのね」

ふふッと笑った真白。



そして駅から数分で目的地に着いた。


入り口にはひまわり畑と書かれた看板のアーチと

羽村「休園日」

そう書かれた看板があって門は閉まっていた。



羽村は慌ててスマホで休園日を調べるが出てきたのは【休園日は不定期】。


真白「ついてなかったね。

でも、こんなに緑のある場所は久しぶりに来た

気持ちいいね」


そう、本音と笑顔を見せたのだが

羽村はかなり落ち込んでいる様子。




羽村「真白とひまわり、絶対に可愛い」


羽村「白のワンピースを着た真白とひまわり畑って真白が天使に見えそう」


羽村「うわぁ、楽しみ!」





こんなに色々と言っていた羽村だ。

落ち込んでしまうのも仕方がない。
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