あのメガネアイドルは…。
眩しい
ゴールの看板の下で真白を待ち構える。
小走りでやってきた真白を勢いのまま抱き上げた。
真白「わぁ、私の負け?」
真白を地面に下ろすが、抱きしめたままの羽村。
ゴールした先には大きなひまわりが綺麗に横一列に並んでいて、その隙間から夕陽が見え始めていた。
羽村「うん、俺の勝ち!ご褒美ちょうだいね」
ようやく体を離すと、羽村は真白に顔を近づける。
目を閉じた真白を見て、愛おしく笑った後にキスをした。
遠くから2人が見えていたおじさん。
おじさん「眩しいねぇ」
長くくっついていた唇が離れた。
離れたと言っても近い距離で羽村はこう言った。
羽村「最高に胸がキュンした」
真白は楽しさのあまり、あの日の発言を忘れてしまっていた。
しかし、自分も
真白「私も胸がキュンした」
同じ気持ちになっていた。