美男子ヤンキーは一途な犬だった
第1話
『あのー…大丈夫ですか?』
「…」
目が合うもののフイッと目線を逸らされる
『これ使ってください』
「…要らねぇ」
『いやでも、血がっ』
「触んなブス!!」
『………チッッッ』
人が親切にしてやったのに
ブスって言いやがったな!?と
ムカついたのでハンカチを投げつけ
『失礼しました!!!』
「テメッ 何しやがる!」
背を向けた後ろから
叫び声が聞こえるが知ったこっちゃない
『イケメンだから助けたのに!
性格悪いなんて論外だわ!!』