泣き虫な私が、泣かない社長に愛されてます
プロローグ
泣き虫な自分が嫌になる。

仕事で失敗しても、友達と喧嘩しても、いつも隠れて一人で泣いている。

会社の資料室は、私の秘密の泣き場所。

そこに急に現れたのは、社長でした。


「泣きたいなら、そうやって一生泣いていればいい。でも、泣くことなど無意味だ」


「無意味じゃないです・・・私にとっては、前を向くための準備なんです。思いっきり泣いたら、後は頑張るだけでしょう?」


つい言い返してしまっただけなのに・・・


「じゃあ、明日もこの資料室集合で。君が俺に泣き方を教えてくれ」


「何故か君の前でなら泣ける気がするよ」


貴方の涙はどこですか?
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