泣き虫な私が、泣かない社長に愛されてます
私は、俯きながら小さな声で言った。

「私の代わりなんて沢山いる中で、泣き虫な私がやっていけるわけがないって」

すると、社長が私に顔を近づけた。


「俺にとっても会社にとっても、君の代わりなんていない」


「え・・・?」


「それに泣き虫の何が悪いんだ。「前を向くための準備」だろ?そう、君が俺に教えてくれたんじゃないか」

「だから、君を一人で泣かせないと言ったんだ。一緒に前を向きたいから」

「泣いた後は、君を笑顔にするのは俺がいい。そのためならなんだってする」


社長と目が合う。
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