君の記憶の中の僕、   僕の記憶の中の愛
次の日僕は午前中から出かけた。
昨夜も何も手につかなかった。
気になって仕事なんて、とても出来る訳がなかった。

住んでる街から5つ目の駅に三年ぶりに降りた。
離婚してから、なんとなく寄り付かなくなった駅。
僕たちが出会ったバイト先のある最寄駅。
ホームから見る景色は少し変わっていた。
ホームから見えていたファーストフード店のビルがなくなり、あとには高層マンションが出来ていた。
僕は『そりゃ変わるよな』と思いながら、改札を出た。
改札を出て見るとマンション以外は何も変わっていなくて、僕は少し嬉しかった。

駅から徒歩5分弱のところにあるバイト先に行くだけで、三年ぶりとはいえ記憶に鮮明は道だったのに、辿り着くのに15分以上かかってしまった。
気の重たさが足に影響していた。
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

懺悔

総文字数/22,076

ミステリー・サスペンス15ページ

表紙を見る
君はオレを好きになる。

総文字数/37,080

恋愛(ラブコメ)21ページ

表紙を見る
僕の好きな女の子

総文字数/18,927

恋愛(純愛)15ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop