理想を描く世界で君と

2人の距離

拓馬が私をちゃんと認識して以降、私たちは急速に仲良くなった。

私たちは学校以外でも街で会って話したりすることが増えた。

知ってるうちで唯一この世界を操作する側である2人。

理想が叶ってよかったこと、他の誰も違和感を抱かない不安などは拓馬にだけ言えた。

お互いがだんだん自分の中で大きな存在になっていくことがわかる。

「日向ちゃんだ、おはよー」

学校でも拓馬の友達の男子にも認識され始めて、よく声をかけられる。
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