理想を描く世界で君と

世界が変わる

ジリジリ。

いつもの時間に鳴った目覚まし時計で目が覚める。

寝ぼけたまま1階のリビングに降りる。

「おはよー」

「おはよう、日向(ひな)」

そのままご飯をゆっくり食べる。

しばらくしてからある違和感に気づいた。

いつもならそろそろお母さんが急かしてくる。

それが毎日めんどくさくてイライラするんだけど、ないはないで落ち着かない。

「お母さん、どうかした?」

「どうもしてないわよー、なんで?」

「いや、別に」
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