理想を描く世界で君と

昨日帰ってからクローゼットを漁っても男の子と遊びに行けるような服はひとつもなかった。

（やっぱり可愛いって思われたいなぁ）

私は今週末が待ち遠しかった。



「ねえ、これ可愛いー入ろ！」

「あ、ちょっと待って…」

戸惑う私を引きづって里香は店を物色する。

「これとか似合いそうじゃない？」

そういって差し出されたのは水色のワンピース。

白とのストライプでカジュアルだけど清楚な感じ。