妖狐の末裔の狐森くんは、嬉しいと狐の耳が出てくる
考えていること
西村「じゃあ、楽しみにしてる」
その言葉に舞い上がる狐森は耳が出た。
孤森「はい…あ、明日は僕が先輩の教室に行くので待っていてください」
いつもは狐森の教室に西村が行く。
狐森「クラスの女子が、先輩が振った男子を好きだったみたいで、あんまり関わらない方が良いかと思いまして。」
西村「え、琥太郎くん、優しいね」
子供に言うような口調でそう言った。
狐森「別に、いつも来てもらって悪いですし」
西村は微笑んだ。
西村「ありがとう」
孤森「はい」
・
電話を切っても口角は上がりっぱなしの西村。
西村(琥太郎はスタイルいいし、どんな服にしようかな。
ラフな感じもいいし、シンプルな白黒とかも絶対似合うよね)
狐森も考えていることは同じでノートの隅には、ワンピースやパンツスタイルなど4つの服の案が書かれていた。
無表情ながらも、耳は相変わらずだ。