妖狐の末裔の狐森くんは、嬉しいと狐の耳が出てくる

距離



翌日、The tansansuiのオリジナル曲の演奏を見て西村は

西村「是非、一緒にステージを作らせてください」

『やったー』

『嬉しい!』

『ワクワクしてきた』

『私たちもしっかり練習しなきゃだね!』

一条「ありがとう、琥珀ちゃん」


こうして音源をもらった西村は、帰宅して自室の机に向かってスケッチブックに案を書いていく。

1人の家でも、この音楽を聴くと寂しさは無くなった。


そして、一条が言っていたように西村と狐森には距離が生じていた。



○狐森の教室


狐森のクラスはアメリカンレトロのコンセプトカフェを行うことに決まった。

女子『じゃあ、みんなデニムでトップスは古着っぽい服装でよろしく』


狐森(デニムに古着…先輩が選んでくれた服にしようかな。

あの日、デートって言われて僕が変になってしまったから、きっと先輩を傷つけてしまっている。

やっぱり、違う服にしよう。)
< 24 / 47 >

この作品をシェア

pagetop