キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!

ふふっと色気たっぷりに微笑むルテ様がカッコよくてえっちで、サーシャの頬がぽっと赤くなった。


「ルテさんが片思い?!ルテさんを待たせる男なんて、見る目無さ過ぎますね」

「目が一つないからかもね」


ルテ様がうっとり熱い視線を団長に向けたので、サーシャはハッとする。

騎士団では周知の事実を、今さら大発見した。


「ま、ま、まさか、片思い相手って、団長?!」

「団長も知ってるけどね。相手にしてもらえてないの」

「りょ、両片思いってやつじゃないですか!」


ますますえっちな口元のホクロを細い指がするっと撫でてた。細い顎元を撫でる指は艶っぽい。


「どうしてですか?こんなに優秀でエロかっこよくて優しいルテ様の何がご不満ですか?まさか勃たないからとか……」

「そうだったら治しちゃうけど」


余裕のあるルテ様の恋バナを聞いているだけで、サーシャの頬は染まり続けてしまう。


「きっかけさえあればって感じなんだけどね……」

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