キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
副団長とおつまみキッス
サーシャがレオナルドに思いを馳せると、隣にどんと大きな熱が現れた。
レオナルドがパーソナルスペースを侵すほど妙に近くに座った。
「サーシャ、お前酒は飲めるのか?」
「飲めません。レオさん、団長とは休戦ですか?」
「ラチあかないから終わり終わり!」
この人はモテモテの弊害か、距離感も少しおかしい。サーシャが気持ち隙間を開けようと座り直せば、なお座り直して近づいて来る。意味ない。
「水だけは辛うじて飲めます」
「食べもできない、酒も飲めない人生とは、損だなぁ」