キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
レオナルドは性急に唇を押しあててサーシャのおねだりに応える。
最初は短かったキスが、回数を増す事に時間も伸びて、恋心を認めたサーシャがキスに高揚して乱れ求めるのも毎度になっていた。
「おいしい、気持ちいもっとして、レオさん」
「お前マジで可愛すぎる。俺のこと腰砕けさせる気?」
サーシャはレオナルドの味とキスに抗えず、自ら強請るのが滑稽で居たたまれなかった。でもでも、好きな人を求めて応えてもらって触れ合うのはとても気持ち良かった。
長々してしまったキスを終えて、治療室のベッドでくったり薄紅色のサーシャは頭も心も口もゆるゆるだ。
「レオさん」
ベッドから下りて仕事に戻ろうとするレオナルドの服の裾を、サーシャがつんと引っ張った。レオナルドが振り返って優しく微笑んだ。
「ん?」
「大好きです」