キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
だが、団長の鬼訓練は佳境を迎えている。本日から一週間、死の森の中で実地訓練である。
実際に100人の団員たちを連れての行軍訓練。
サーシャは毎食きっちり100人分の食事を用意して、その後、レオナルドからお食事キッスをもらう訓練を行う予定だ。
遅れて合流するレオナルドから、もう逃げられない。
サーシャはルテと救護テントで待機中に両膝を抱えて呻いていた。
「ハァ……またお食事キッス再開ちゃうどうしよう!!」
「レオとのキス、やっぱり辛い?」
「辛いです!!もう無理!もうそろそろキスだけで妊娠しそうです!」
「ああ、それはいけないわね……」
また押し倒されて嬉しそうなレオナルドに無理くりキスされて、美味しいキスでお腹いっぱいにされては、ますます抑えられない恋情が募ってしまう。
(失恋してるのに、まだまだ好きになっていくの止められないとか泥沼ぁあ!)