キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
今日も輝かしいほどの美顔でレオナルドがニカッと大きい口で大胆に笑う。
王都に戻ってから数日見かけなかったレオナルドが帰って来て、サーシャはホッとした。大きなレオナルドが隣に居るだけで、安心感が全く違う。
「遅かったな、レオ。準備できたのか」
「ああ、俺が帰らなかった場合の準備はできるだけしてきた」
サーシャを抱き寄せて、前髪越しに額にちゅっとキスしてレオナルドが笑う。
不穏な言葉のオンパレードだが、余裕綽々なレオナルドの笑顔を見ていると、サーシャも覚悟が決まる。やるしかないのだ。
「じゃあ、出発前飲み会しようぜ!」
「よし、明日に響かない程度にな!」
「サーシャ、カルラスープ出してー」
「もちろん!リクエストがんがん受け付けます!」