キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
温かいサーシャを抱き寄せて抱き締めて抱き直して、レオナルドは愛しい薄紅色の命を抱き締めた。
「悪あがきしようとする俺よりずっと、肝座ってる。ますます惚れた」
「ふふっ、ありがとうございます」
そんな道もあるのかとレオナルドはふっと心が軽くなった。
化け物に生まれた意味は虐殺するためではないのかもしれない。
レオナルドがサーシャの温かさを抱き締めて愛を発現させていると、なぜか寝転がっている大地が抜けた。
「は?」
「キャ!」