キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
王様と離さないキッス
人間の手の平返しも良く知っていた。だが、サーシャの隣にレオナルドが膝をついた。きちんと丁寧に跪いたレオナルドはカルランを見上げた。
「今サーシャが言った全てを、カルラ国の王が約束する」
「使いが何を言うか」
「俺がカルラ国の王だ」
レオナルドの真剣な低い声に、度肝抜かれたのはサーシャである。