キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
追放死刑にされて、生まれた意味は自分で決めるなんて啖呵を切って、サーシャは村を捨てた。
でも今、サーシャは、この愛の存在に愛されて愛されて愛されて。
一緒に死んでもいいほど幸せになったのに。
まだしぶとく生きる許しまで得てしまった。
サーシャはレオナルドの隣で、自然と両手を組み合わせて、ぷちぷち穀物畑の中で祈りを捧げた。
「カルラン様、本当に、本当にありがとうございます」
サーシャが心から祈ると、サーシャの目の前に、忽然と熱々のカルラスープが出現した。
「「出た」」