キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
副団長と味キッス
すっかり元気ツヤツヤになったサーシャは騎士団陣営の中で、救護用テントの中にいた。サーシャ一人ならまあまあ広い空間だが、このテント内にやたら背が大きいレオナルドが寝ていると狭く感じた。
(レオさんの寝顔、綺麗とかで言い表せない。鼻、口、目のどの部分も完璧な造形なのに、このパーツを備えた顔全体の調和が完全に美々しい)
サーシャの脳内は常に神級美男子を愛でる語彙に溢れていた。眠るレオナルドの隣にちょこんと座って、宝物も風の前の塵としてしまう寝顔をガン見する。
(私、この綺麗を極めた人とキスしたんだって)