キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
「人と違うからって何。
異端者だからって何。
化け物だからって何!
私が生まれた意味を、アンタなんかが決めないで!」
サーシャは婚約者のルシテに中指を突き立てて、下品に舌まで突き出してやった。
サーシャは腰抜けビビリ5人衆たちにくるっと背を向けて、死の森を前に見据えた。
「私が生まれた意味は、私が決める!」
サーシャは誰の耳にもはっきり届く声で言い切った。