キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!


サーシャは硬く心に誓った。凡夫代表の婚約者に先日死ね!と言われたばかりだ。レオナルドに惚れられただなんて、勘違いできる身の上ではない。


「前の俺の魔力全食いキスで、サーシャの魔力はまだお腹いっぱいって感じか?」


レオナルドがサーシャの頬を撫でたままキスについて考察を始める。

前回のキスは離れたくても離れられないような強制力が発生していた。だが、今回はレオナルドの意思であっさり抜けられた。


「そうですね。魔力は元気いっぱい、まだまだ作れそうです」


サーシャの魔力が空になる前に腹八分目で足していけば、レオナルドが失神するほど魔力を持っていかれることはないことが判明した。


「お前腹ペコになると俺が腰砕けるまで搾り取るみたいだから、毎食後するか」

「何をですか?」

「魔力のお食事キッス?」

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