キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
副団長とお食事キッス
サーシャはレオナルドとのお食事キッスを契約し、騎士団のお食事係としてご飯魔法を披露するようになった。
今まで隠しに隠してきたこのご飯魔法によって、美味しい!と喜んでもらえる瞬間はサーシャにとって心満たされる時間だった。
だが、やはりもっと美味なのがレオナルドとのお食事キッスだ。
「おーい、サーシャ」
今日も死の森の中に張られた騎士団の陣営の中で、食事提供の任務を終えたサーシャをレオナルドが呼んだ。風を纏って歩く彼は今日も絶賛美しい。
「はい、何ですかレオさん」
サーシャがレオナルドの声に反応してくるっと振り向くと、
前触れもなくふにっと唇が当たる。
「ふぁ」
わざわざ腰を屈めたレオナルドが、サーシャの唇を狙っていたのだ。