キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
(レオさんのキスの種類ってどれくらいあるんだろう……レオさんの薄い唇って色っぽくて性的引力マシマシだよね)
サーシャはキスの後にキスの感触を指でなぞって反芻するのが癖になっていた。
お食事キッスのタイミングはバリエーションに富んでいて、レオナルドの女慣れ感が毎回びりびり伝わってくる。
レオナルドが魔力の練り方によって味が変わることを発見して、味も毎回違う。
「魔力の味を変えるとかレオさんって天才では?」
「俺は俺が天才って知ってた」
幾通りもの味をレオナルドのキスから覚え、サーシャはレオナルドのキス味の彩りにすっかり魅了されていた。
サーシャがうっとりしているとレオナルドは頭をぐしゃぐしゃに撫でて微笑んだ。
「お前のその、もっとして欲しそうな顔、何回見ても可愛い」