心優しい国王は王妃を堂々と愛したい
正装に身を包んだオーディンはいつにも増して凛々しい。
フレイアは思わず「ほぉっ」っとため息をもらす。
「正装をお召しになった姿は格別です、陛下。とても素敵です。」
フレイアが素直に褒めるとオーディンは嬉しそうににっこりする。
「ありがとう。王妃も今のままで十分素敵だが、最後の仕上げをしないとね。」
「最後の仕上げ?」
何のことだろうとフレイアが不思議に思っていると、
オーディンの後ろから頑丈な箱を持った近衛兵が進み出てくる。
「王妃の正装にはティアラがないとね。」
頑丈な箱に取り付けられていたカギがオーディンによって開けられると、
中央に見事なダイヤモンドが配されたティアラが姿を現した。
王女という身分でありながらティアラや宝石に縁のない生活をしてきたフレイアは、
初めて目にする代物に目を丸くする。
こんなものを私が身に付けて良いのだろうか・・・
「さぁ、付けてあげよう。」
オーディンはティアラをフレイアの頭上にそっと乗せる。
ティアラに付属するネックレスやイヤリングも身に付けると、
物語に出てくるお姫様のようだった。
鏡に映る自分の姿に思わず見とれてしまっているフレイアを
オーディンはニコニコと見つめていた。
フレイアは思わず「ほぉっ」っとため息をもらす。
「正装をお召しになった姿は格別です、陛下。とても素敵です。」
フレイアが素直に褒めるとオーディンは嬉しそうににっこりする。
「ありがとう。王妃も今のままで十分素敵だが、最後の仕上げをしないとね。」
「最後の仕上げ?」
何のことだろうとフレイアが不思議に思っていると、
オーディンの後ろから頑丈な箱を持った近衛兵が進み出てくる。
「王妃の正装にはティアラがないとね。」
頑丈な箱に取り付けられていたカギがオーディンによって開けられると、
中央に見事なダイヤモンドが配されたティアラが姿を現した。
王女という身分でありながらティアラや宝石に縁のない生活をしてきたフレイアは、
初めて目にする代物に目を丸くする。
こんなものを私が身に付けて良いのだろうか・・・
「さぁ、付けてあげよう。」
オーディンはティアラをフレイアの頭上にそっと乗せる。
ティアラに付属するネックレスやイヤリングも身に付けると、
物語に出てくるお姫様のようだった。
鏡に映る自分の姿に思わず見とれてしまっているフレイアを
オーディンはニコニコと見つめていた。