私のこと愛しすぎだよ、結多くん。




「ぼぼぼぼくっ、ぼくはっ、2次元にしか興味がございませんので……!」


「は?それって俺の天使には興味ねえってストレートに言ってる?正気かよ正気の沙汰かよ。ここで煽ってくるとか結多の初めての実践台になってくれるつもりだな伊右衛門丸くん」


「……もはや誰ですか」



問い詰め方がすごく結多くんすぎるなあ…。


呑気に見つめてる私も私だけれど、坂口くんの控えめ加減は私の男の子バージョンみたいな感じだから。

結多くんが何を心配しているかは分からないけれど、大丈夫そうだよ…?



「ゆ、ゆいたくん…、坂口くん部活に遅れちゃうと大変だから…」


「…このみちゃん。なんできみはそんなに優しーの。だって俺たち席わりと離れちゃったんだよ?俺くそ悲しいもん、
明日からどうすればいい?教科書わざと忘れることすらできねえもん。もん×100」


「で、でもクラスは同じだから…、またいっぱいお話しようね」


「こっのみちゃん…!!」



< 161 / 261 >

この作品をシェア

pagetop