私のこと愛しすぎだよ、結多くん。




「ユイー?だいぶ干からびてんね」


「…干からびてんのはモテ期をもてあそびすぎた挙げ句オトコとかどーでもよくなって最終的に本気で誰とも恋したことないオチの悲しい末路を歩いては痴女っちゃってる姉ちゃんじゃないかなって思うんですねはい。ええ」


「…………」


「あ、ごめん直球すぎたか今のはさすがに。せめてビブラートに包まないとね、ひ~か~ら~~び~~て~る~~ちじょった~~俺のね~~ちゃ───」



グシャッッッ!!!



「…ただ強調されてるだけだろーが。オブラートじゃなくビブラートに包んでどーする」



と、ベストオブ低い声と一緒に姉が手にしていたペットボトル、とてつもない力によってぺしゃんこ。



「……姉ちゃん今日すげえオシャレじゃん」


「そうでしょ?新しい服バイト代で買ったの」


「似合ってるよ素晴らしい。───あがッッ!!」


「ごめんなさいは?」


「……ひょへんひゃひゃい」



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