ヒートフルーツ【特別編集版第1部】/リアル80’S青春群像ストーリー♪
アキラが授かったロック界の大御所からの言葉①
(マッドハウス執務室…)
”トントン…”
「おお、アキラ、入れよ」
「失礼します」
「ハハハ…、ちょうど石田さんとは話が済んだとこだ。さあ、こっち来い」
「はい…」
「やあ、香月くん…。久しぶりだね」
「石田さん…。本日はお忙しいところ、恐縮です。あのう…、今後のことでは色々と骨を折ってもらいまして…。本当にありがとうございました」
「いや、とにかく期待してるよ」
「じゃあ、私はここで失礼します。…アキラ、今日はお前の卒業式だからさ、石田さんもわざわざ駆けつけてくれたんだ。ああ、今後のことは石田さんとよく確認してな。ハハハ…」
(建田さんは満面の笑みで室を後にして行った。…さあ、ここからはロック界の大御所である石田コージさんと二人だけでの話になるのか…)
...
「まずは、大阪のオーディションだが、事前に話した通りで変更はない。詳細はこれに書かれてるから渡しておくよ。後でよく中身を確認してほしい」
「はい…、ありがとうございます」
(応接テーブルを挟んで正面には、サングラス姿の石田さんがソファに背をもたれている。早くも緊張してきた…)
「…今から言うことは、オフレコだと思って聞いてくれ。今回のオーディションは形式になる。よほどの”想定違い”がなければ”うまく”いく。”ラスト”ロード・ローラーズは、マッドハウスのクローズを以ってプロデビューを果たすことになるから…。よろしく…」
「はい…。頑張ります。正直、不安ですが…」
...
「ここでやってきた通りでいいんだ。自然体で。赤子ちゃんも言ってきたと思うが、…アキラ君、キミはすでにロックを体現してる。まあ、自分では意識していないだろうが。細かい技術はこれからの経験で身についていくさ」
(ロック界の大御所からも赤子さんと同じ言葉をもらった…。すでに緊張で汗びっしょりだ)
「石田さんの口からそう言っていただくと、凄く気持ちが強くもてます」
「いいかい、アキラ君。気負う必要はないぞ。ロックはハートだ。…しかし、思いだすな。君がステージに上がり始めた頃を…(苦笑)」
「いや‥、思いだすのもお恥ずかしい限りです」
(ここから石田さんの話は、マッドハウスとの出会いと想い出に移った)
(マッドハウス執務室…)
”トントン…”
「おお、アキラ、入れよ」
「失礼します」
「ハハハ…、ちょうど石田さんとは話が済んだとこだ。さあ、こっち来い」
「はい…」
「やあ、香月くん…。久しぶりだね」
「石田さん…。本日はお忙しいところ、恐縮です。あのう…、今後のことでは色々と骨を折ってもらいまして…。本当にありがとうございました」
「いや、とにかく期待してるよ」
「じゃあ、私はここで失礼します。…アキラ、今日はお前の卒業式だからさ、石田さんもわざわざ駆けつけてくれたんだ。ああ、今後のことは石田さんとよく確認してな。ハハハ…」
(建田さんは満面の笑みで室を後にして行った。…さあ、ここからはロック界の大御所である石田コージさんと二人だけでの話になるのか…)
...
「まずは、大阪のオーディションだが、事前に話した通りで変更はない。詳細はこれに書かれてるから渡しておくよ。後でよく中身を確認してほしい」
「はい…、ありがとうございます」
(応接テーブルを挟んで正面には、サングラス姿の石田さんがソファに背をもたれている。早くも緊張してきた…)
「…今から言うことは、オフレコだと思って聞いてくれ。今回のオーディションは形式になる。よほどの”想定違い”がなければ”うまく”いく。”ラスト”ロード・ローラーズは、マッドハウスのクローズを以ってプロデビューを果たすことになるから…。よろしく…」
「はい…。頑張ります。正直、不安ですが…」
...
「ここでやってきた通りでいいんだ。自然体で。赤子ちゃんも言ってきたと思うが、…アキラ君、キミはすでにロックを体現してる。まあ、自分では意識していないだろうが。細かい技術はこれからの経験で身についていくさ」
(ロック界の大御所からも赤子さんと同じ言葉をもらった…。すでに緊張で汗びっしょりだ)
「石田さんの口からそう言っていただくと、凄く気持ちが強くもてます」
「いいかい、アキラ君。気負う必要はないぞ。ロックはハートだ。…しかし、思いだすな。君がステージに上がり始めた頃を…(苦笑)」
「いや‥、思いだすのもお恥ずかしい限りです」
(ここから石田さんの話は、マッドハウスとの出会いと想い出に移った)