ヒートフルーツ【特別編集版第1部】/リアル80’S青春群像ストーリー♪
果実たちの新たなる発熱/その1
ケイコ


今日もアキラは時間ぴったりだった

午後6時、鍵のかかっていない私の部屋へ

既に麻衣は部屋にいた

まあ、麻衣の驚きようったらなかった

当然だけど

アキラはとにかく呆然と突っ立ってた

おそらく何が行われているのか理解できてない

パニックってたはず

麻衣は頭から火が噴き出るような顔をしてる

そして勢いよく立ち上がって玄関へ

アキラをものすごい形相で睨みつけてる

聞き取れなかったが、何事か言葉を吐いて、出て行った


...



部屋の中にはアキラと私、二人になった

いよいよだ

告白する、今から、あのことを

怖い、正直

アキラはじーっと私を見つめている

優しい目だが悲しそうな目でもある







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