のーどくたーのーらいふ
樹「え、どういうこと」














「これ、」














それだけいって、手紙を渡す。














「凛」














春「どうしたの、」














樹「凛ちゃんがいなくなった。














たぶん、いなくなろうとしてる」














春「えっと、どういうこと?」














そういう春に手紙を渡した














樹「京、探しに行くよ」














凛がどこに行ったのか














行こうとしてるのか














ずっと、考えてた














いや、考えなくても分かってた














「...海だ」














昨日、凛はいなくなろうとしたんだ














だから海に行ってくるって言ったんだ














樹「京、絶対に助けるよ」














樹のその一言のおかげで














すくむ体をなんとか動かすことができた














海なら車より走ったほうが速い














「ごめん、先に行ってる!」














そういって、海に向かった














「凛!」














一生懸命探してはいるけど、














暗くてよく見えない。














「凛!」














血眼になって探していると、














見つけた














「凛!!!」














暗くて顔までは見えないけど凛だ














腰くらいの高さまで水に浸っている














「凛!!!」














とにかく叫んだ














「凛!!」














凜の腕をしっかり掴む














「凛!」














触れるまで気づかなかったのか














凛は驚いて俺の方をみた














「なにやってんだよ!」














とにかく必死だった














「おい!」














凛「けい、」














意識は大丈夫そうだな














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