のーどくたーのーらいふ
凛「私、もう無理だよ」














「勝手なことすんなよ、」














凜を失いたくなかった














「勝手にいなくなるな!!!」














凛がいなくなったら














俺、どうすればいいんだよ














「凛!?」














意識を飛ばしたのか、














「凛、分かる?」














反応は一切ない














だけど、脈はちゃんとある














樹「京!」














「いつき、」














樹「とりあえず、帰るよ」














樹と一緒に車に乗り込む














春「京、凛は?」














「大丈夫、ちゃんと生きてる」














春「よかった、」














ガチャガチャ














「とりあえず、着替え」














濡れてるから浴室へ運ぶ














「ごめんな、」














体を洗い流して服を着せる














樹「僕、診察するから














凛ちゃんの手握ってて、あげて」














「うん、ありがとう」














そうお礼を言って手を握った














「凛」














それからどのくらい経っただろうか














数分の出来事なはずなのに














俺にはすごく長く感じた














樹「うん、大丈夫だね」














「どこも、異常ない?」














樹「うん、ないよ














心臓もちゃんと動いてるし体温も戻ってる」














凛が倒れた時、かなり冷たかった














「そうか、よかった」














樹「ただ、少し栄養が足りてない」














「何も食べてないからな、」














樹「脱水症状も少しだけど見られるね」














「水分もろくに取ってなかったもんな」














樹「点滴、入れようと思う」














「うん、分かった」














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