のーどくたーのーらいふ
愛「あ~、良かった」














凛「ねぇね、」














愛「凛〜、心配したんだよ」














凛「ごめんなさい、」














愛「本当に良かった〜」














京「ねぇ、凛」














凛「ん、なに?」














京「鈴にさ、病気のこと話してみない?」














凛「え、なんで」














京「そろそろ話してみてもいいかなって」














凛「ダメだよ、そんなの」














京「でもさ、」














凛「鈴には居なくなってほしくないの、」














「凛の人生の中で、凛にとって














鈴が大事な存在なのも














俺らは充分、理解してる














でも、鈴だって全然弱くない














むしろ強い、って俺らは思ってる」














凛「それでもダメ」














「でも、独りで抱え込むのは苦しいよ」














凛「凛は別にいなくなってもいいの、」














京「凛」














凛「凛を守るために生まれてきたんだもん














凛だって、守ってあげたいの」














京「凛の守るってそういうことか?」














凛「え、」














京「凛がいなくなるってことは














鈴も一緒にいなくなるってことだぞ」














凛「死ぬってことじゃないよ!














鈴が主人格になればいいってことだよ」














京「しってるよ」














凛「それが凛の、鈴を守るってことだよ、」














京「それは守るって言わない」














凛「言うの!」














京「言わない!!!」














「けーい、」














凛「...」














京「凛は俺のこと考えてくれないの?」














僕が止めても、おさまる気配なし














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