吸血鬼の幼なじみは私だけに甘い。
「あっ、それはね、これ!」
私はその言葉と共に。
制服のポケットにしまってた、
澄にぃから貰ってきたタブレットを出した。
そして、
そのまま斗帷くんのベッドの上に乗せると。
「..................ゆる。これ、兄貴から貰った?」
さすが、察しのいい事を言う斗帷くん。
「..................ぅ、うん、」
誤魔化すのは無理だから、素直に頷くと。
「..................はぁーー、また怒られんじゃん、」
自業自得なのに、
めんどくさそーな声を出す斗帷くん。
あんまり、澄にぃみたく、
めんどくさそーにすること少ないから。
むしろ、新鮮な斗帷くん。