吸血鬼の幼なじみは私だけに甘い。
【04.】たまにとかでも、いいから、
あれから時間が経って、
斗帷くんと2人だけになった部屋。
「..................、ん」
声が聞こえて、
斗帷くんのベッドを覗き込むと。
やっと、目を覚ました斗帷くんの顔。
その顔が見えたタイミングで。
「っ、斗帷くん、大丈夫っ!?」
そう言いながら、
斗帷くんの顔を覗き込むと。
「..................はぁー、サイアク、」
目の上に手を乗せて、そう呟いた斗帷くん。
そう言われたけど、そんなことより。
斗帷くんが目を覚ましたことに、
目がうるうるしてしまって...............
「...............っ、ぅ、ごめん、斗帷くん、私、」
気づいたら、そう言葉を発して。
澄にぃに聞いたことを、
ぜんぶ、斗帷くんに話してしまった私。